「経費で落としておくから。」という魔法のことば。
とはいっても、領収書があるから何でも経費にするというのはやめるべきでしょう。
経費にするためにはレシートや領収書などが必要
「経費で落としておく。」
ということをするためには、領収書などの支払った証拠となる書類を保存しておく必要があります。
もし、領収書などを保存せずに経費にしてしまうと、
税務調査で「これは経費で落ちません。」などといわれることもあるものです。
なので、経費として経理の要件を満たすためには「領収書などの支払いをした証拠。」が必ず必要となります。
すると、ひとつ考えが浮かぶこともあるでしょう。
「あらゆる領収書は経費で落とせる。」ということを。
領収書があってもこんな支出は経費ではない3選
じぶんで経理を行っていると、
「領収書さえあれば、何でも経費にできるんじゃないか。」ということを考えるかもしれません。
とはいっても「こんな支出は領収書があっても経費にはならないよ。」というものを挙げていきます。
じぶんで支払っていない領収書
「友達からもらったこの領収書を経費にすれば節税になる。」
ということを考えることもあるでしょう。
たしかに、支出をしていない領収書を経費にすることで、
「お金が減っていないのに節税ができる。」ということはなくはないといえます。
このような考えで「友人知人から領収書をかき集めよう。」ということもあるかもしれません。
とはいっても「じぶんで支払っていない領収書。」を持っていたとしても、それは経費とはなりません。
なぜなら経費にするためには「支払ったという事実。」が必要になるからです。
また、支払いをしていなければ経理を行なう際にも会計とのずれも生じてしまいます。
なので、支払った事実もなく経理もずれてしまう、
「他人からもらった領収書。」を持っていても、経費にするのはやめておくべきでしょう。
事業に関係ない領収書
「ワークマンで買ったイケてるこのジャケット。」
「仕事では使わないけど経費にしてもバレないだろう。」
というようなことを考えることもあるかもしれません。
たしかに事業用のものをよく購入するお店などで、
プライベートのものを買っても「経費ではない。」ということが、バレにくいということもあるといえます。
とはいっても「事業に関係ない支出。」は経費になりません。
「事業に関係ないっていうけど、何が事業につながるかは判断しにくいでしょ。」
と感じるかもしれませんが「売上に貢献しない支出。」は経費にはならないといえます。
なので、領収書があるからといっても、
「事業に関係せず売上にも貢献することのない支出。」を経費にするのはやめましょう。
支払いをしたときに100%経費だと感じていない領収書
「事業を営んでいるから、領収書はひとまずもらっておく。」
「そして経費にするかどうかは、あとで判断しよう。」
というようなこと考えて、領収書を集めておくということもあるでしょう。
とはいっても支払っている瞬間に、
「これは経費じゃないかも。。。」と心のなかで感じてしまうものは、経費にはなりません。
「とりあえずで貰ったこの領収書。経費にしとくかなぁ。」
などということを「利益の状況を見ながら行なう。」というのは、適正な経理ではないといえます。
経費にするかどうかの基準を「税金の支払見込み額を考えながら決める。」
というようなことをしていると、本来の利益金額がわからなくなってしまいます。
そして、利益金額が低いことによって、
「銀行融資を受けらず、税務調査で追徴課税を受ける。」などと散々な目に会うこともあるものです。
なので「支払っている瞬間に100%経費だと確信できない領収書。」を経費には入れるべきではありません。
「経費にできない領収書は貰わない。」
という姿勢を貫くということも必要だといえます。
まとめ
「領収書さえあれば経費としてねじ込める。」
ということを思われるかもしれませんが、やめておきましょう。
じぶんで経理をやる際には、経理を外注するよりも厳しい基準を設定していくべきです。
【おわりに】
独立して躊躇なくできることのひとつが、ランチに焼き肉を食べるということ。
匂いを気にすることもしなくていいので、幸せだよなぁと。
最近はカルビよりハラミの方が好きです。
【一日一新】
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