お昼に好きなものを好きなときに食べられるのが、独立した幸せ

社会人になってから、お昼に何を食べるのか、どう過ごすのかということを考える葛藤がありました。



独立前は、お昼を誰かに合わせなければならない


働いていると、お昼の時間をどう過ごすのかという微妙な悩みがあったりしました。

何を食べるか。誰と食べるか。どう過ごすか。

このようなことは、小さいなことですが何気にストレスだったりします。

初めての税理士事務所に勤めたとき。

このときの、お昼休憩は苦痛なものでした。

その税理士事務所のスタイルとしては、あまり顧問先に訪問するということがないもの。

なので、ほとんどの社員が一日中事務所に居たりする状態です。

当時のわたしは、まだ税理士試験の受験中の身。「何とかして絶対に税理士になってやるんだ。」

と心を燃やしていました。

当然、本来であれば、少しでも勉強時間を確保したいところ。

お昼の休憩時間は、できれば試験勉強をしたいという気持ちが強い頃でした。

しかし、お昼休憩中に事務所内にいると電話がかかってきても誰も取らない状態。

外に食べに行くとしたら、勉強時間が減るという状態。

その結果どうだったかというと、他の従業員と外にランチに行くということが、ほとんどでした。

そこでの多くの会話は、お客様の悪口や事務所内の悪口など、あまり面白いものではありませんでした。

初めての税理士事務所勤めだったので、勉強をしたいと言う気持ちを抑え、仕事を学ぶという意味でも、他の従業員とランチに行くという選択肢をとっていました。

そういったことの全てが、無駄だとは思ってはいません。

しかし、税理士事務所に勤めているのに、税理士を目指していないですとか、税金のことが全然わからないというような方たちとの食事は、楽しくはなかったです。

そうは言っても早く税理士になりたいと、心が滾っているので、税理士試験日が近づくに連れ、ランチを同席するのを辞めて、お昼休憩中に勉強をしていました。

すると、

「なぜ電話を取らないのか。」

「うちの事務所は税理士資格をとっても資格手当はないから、勉強しても意味がないよ。」

と言われるようなことが、かなりのストレスでした。

「おいおい。。。」と思うようなこともありましたが、言い返してもしょうがないかなという気持ちでやり過ごしていましたが、かなりのストレス。

本来は、わりとお山の大将というような性格のわたしでも、この時代のお昼休憩というものは暗黒の時代でした。


銀行員時代のお昼休憩の過ごし方


わたしの社会人のスタートだった銀行員のときの、お昼の過ごし方。

これは、働いてきた中では一番過ごしやすかった時代です。

銀行員時代は、どれだけ遅くても9時半には営業で外に出るので、お昼をどこで誰と、何を食べるのかというストレスがありませんでした。

ストレスがあるとすると、何をたべるのかというメニュー選びだけです。

誰かにあわせるというよりは、訪問のスケジュールをみて、どのタイミングで、どこで食べるかということを計画をすればいいだけでした。

当時のわたしは、基本的に朝ごはんを食べないということと、7時半には出社しているので、10時にもなればもうお腹ペコペコな状態。

なので、外に出たらまずご飯を食べるというようなことも多かったです(内緒ですけどね)。。。

そういう営業マンという働き方だと、お昼に何を誰と食べるのかという悩みは少なくてすみます。

あとは、食べたいものを食べればいいのです。

究極的には、支店を出たあと朝イチでご飯を食べ、訪問すれば絶対にコーヒーが出てくる取引先を回り談笑し、さらにお昼を食べるというようなことをしていました。

いまの仕事もそうですが、銀行員は取引先に訪問をすると、飲み物やお菓子などを頂けるので、ついつい滞在時間が長くなり、体が重くなるということもあります。。。

幸せなことです。


独立したらお昼ご飯を食べてもいいし、どの時間にしてもいい


独立をして、感じる一番のメリットは、時間を支配できるということ。

やりたいときに、やりたいことが出来るというのは、独立しているからこそです。

いまは、ひとり税理士なので、何時に昼食を取るのかということは、そのときの状況に応じて自由に決めることができます。

お店がオープンする11時頃に、すぐに食べに行く。

集中したいから13時過ぎに食べに行く。お客様先の近くで行ったことがないお店で食べてみる。

そして、食べるものもひとの意見は関係なく、じぶんで決められます。

勤めているときだと、自分はカレーライスを食べたいと思っていても、他の人がそばを食べたいとなると、そばを食べなければならないというもあります。

それが、好きなものを食べられるというのも大きなメリットです。

また、お昼休憩を1時間にするという縛りもありません。

ある日は2時間取ってもいいですし、15分ほど仮眠を取るということもあります。

仕事に集中し、お昼をどう過ごすかという決定権を持てる。

そのようなことって、社会人になると意外に少なかったなという印象ですよね。

毎日好きなものを、好きなときに食べられるのも独立の良さです。

小さな幸せを噛み締めて生きていくと、小さなストレスも抱えなくて済むので、より仕事に集中できるようになっていきます。


【おわりに】

孤独のグルメというドラマみたいなことが独立すると、できちゃうんですよね。

こういった小さなことも、独立したことによる幸せのひとつだったりします。


【一日一新】

カルティエ

ある飲食店

Pocket

タイトルとURLをコピーしました