こんなひと言が銀行員を不安にさせる

決算書にまつわる「銀行員を不安にさせるひと言」を取り上げていきます。


暑すぎてまだ8月かもと不安になる@松田町。


不安を抱える銀行員


「じぶんは完璧な銀行員だ。」といった感覚よりも、

銀行員というのは不安を抱えながら銀行融資対応を行なっているといえるかもしれません。

だからか、

「この決算書のこの部分って税理士的にどうなの。。。」といった質問を昔なじみの銀行員から受けたりもするものです。

「いやっ、それは作成した会計事務所のレベルが相当低いということかもしれない。」などと伝えると、

「やっぱりかぁ。。。」などと安心したりもするほど、不安を抱えながら融資業務を行なっているのが銀行員だといえるでしょう。

そんな不安は、

「融資案件を〇〇件、実行してきたから大丈夫。」とも言えないほどの大きな壁だともいえるかもしれません。



こんなひと言が銀行員を不安にさせる


「騙されていないよね。」などと不安を抱えながら融資案件に取り組んでいるといえる銀行員。

そんな銀行員の不安を増大させないように、社長の安易なひと言にも注意していくべきでしょう。

決算書をまだ見てないんだよね

銀行員が決算書を受け取る相手は、社長や社長の配偶者、経理担当などといった場合が多いといえるかもしれません。

そのような際に「わたし、決算書ってよくわからなくて。。。」と社長の配偶者の方から言われた際には特別な感情を持たないともいえます。

「ページ数も多いですし、どこを見ればいいのかわかりにくいですよね。」と寄り添うような言葉をかけてるだけだともいえるものです。

とはいっても、社長から「まだ決算書を見てないんだよね。」と言われると銀行員は警戒してしまうものです。

「じぶんの会社の数字も確認していないなんて、経営は大丈夫なの。。。」と。

たしかに、照れ隠しのひとつとして「まだ見てないんだよね。」といったひと言を発したりもするのかもしれません。

ただ、そんな照れ隠しのひと言だったとしても、銀行員の警戒度は上がってしまうのです。

なぜなら「数字に疎い社長はいずれ会社を傾かせる。」という事例を銀行員はよく見ているからです。

なので、仮に決算書を本当に見ていないとしても、このようなひと言を発言してしまうのは避けたほうがいいといえます。

ホントはもっと赤字だったんだよね

「ホントはさあ、もっと赤字だったんだよ。」と、なぜだかこのようなひと言を付け加えて銀行員に決算書を渡している社長もいるかもしれません。

このようなひと言は、

「最悪の時期を脱するためにめちゃくちゃがんばったんだ!」というような意味合いもあれば、

「決算書をチョロっといじってみたんだ。」といったような意味合いが含まれている感覚を銀行員に抱かさせるものです。

たしかに、折に触れて業績の報告を銀行員にしている状態であれば、

「前回の試算表の状態よりも業績が持ち直しましたね。」といった会話を銀行員と繰り広げられるといえるかもしれません。

とはいっても、期中に銀行員に対して試算表などを見せていない状態でのひと言であれば、

「どこかを粉飾したのか。。。」などと粉飾決算の兆候を疑うひと言だといえます。

「在庫は。。。」

「役員勘定は。。。」

「売上債権は。。。」というような粉飾レーダーが動き出すのです。

などというように「ホントはもっと。。。」というようなひと言も注意したほうがいいものです。

銀行員というのは「中小企業は全社、何かしらの粉飾決算をしている。」といった感情を持って融資業務にあたっているといえます。

そんな「それは粉飾をしているって意味じゃん。」とも感じさせてしまうようなひと言には注意したほうがいいといえるものです。

税理士を変更したわ

決算書というのは、税理士の方に作成してもらっている場合が中小企業には多いといえるかもしれません。

多いというよりも、銀行融資を受けているような会社であれば、ほぼ全社が税理士の方に作成してもらっているともいえるでしょう。

「この会社は奥様が会計事務所に勤めていた経歴があるから、奥様が決算書を作成している。」

といったこともあるものでしょうが、銀行員の感覚とするとそのような会社はかなりの少数派だといえるものです。

だからか「税理士(会計事務所)は社長のパートナー。」といった感覚を持っている銀行員も少なくないといえます。

などというような感覚があるので、

「決算書のこの部分を税理士の先生に伺ってもいいですか。」と銀行員は尋ねてくるのです。

なので「あぁ、その税理士変更したんだよね。」といったひと言にも銀行員は警戒感を抱くといえます。

「決算の方針を巡って揉めたのか。。。」

「もしかして、何か重大なひみつがこの決算書には隠されているのか。。。」

「税理士報酬を支払えないほど資金繰りが悪いってこと。。。」といったように。

そんな「税理士を変更したんだよね。」という場合には、その税理士の方を変更した理由を銀行員にも伝えたほうがいいものです。

その変更理由を伝えることで、銀行員も納得するといえるものですし、

「社長、それだったら変更して正解ですよ。」といったひと言を銀行員も投げかけてくるといえるものです。

「税理士の方との喧嘩疑惑は銀行員も不安に感じる。」と考えて、税理士変更における発言にも注意したほうがいいといえます。


まとめ


決算書にまつわる銀行員を不安にさせるひと言を取り上げてみました。


【おわりに】

龍が如く8に足踏みをしていたら「かまいたちの夜×3」の発売日が来てしまったという。

ゲームがヘタすぎるのに、これからそこそこのペースで予約注文していたゲームが届くといった日々を過ごしていきます。

(かまいたち夜は、1だけやったことがあり名作だった感が。。。)

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【一日一新】

横浜市の四季の森公園

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