売上をガンガン上げていきたい。
事業者のひとつの目標だったりしますが、注意すべきコトがあります。
売上がある程度ないと生きてはいけない
生活をしていくためには、お金が必要です。
たとえば、どれだけ優しいパパでも、全くお金を稼ぐことが出来なければ、
「パパお腹が空いたよぉ。」
とこどもに言われたとしても、その空腹を解決させることが難しいものです。
資本主義経済であるからこそ、「お金をどう稼ぐのか。」
「どの程度稼ぐのか。」ということを考えて実践していかなければなりません。
たしかに中には、お金に興味がないと言っている人もいるでしょう。
しかし、そのような人ほど、「もう十分お金を持っている。」
ということがあります。
稼がないと生きていけないという人ほど、お金について考えていくべきです。
事業を始めるとそのお金を稼ぐ手段としての売上高に関して、どの程度を目指していくのかという目標が必要になります。
「ガンガン稼ぐんだ。」
「ほどほどで、そこそこの暮らしができればいい。」
といった曖昧な基準だと、お金の魔力に飲み込まれてしまいます。
「金額としていくらを稼ぎたいのか。」
この金額を明確にしていかないと、
「思ってもみなかったこと。」
になってしまいます。
特に売上をガンガン拡大させたいなら、覚悟をしなければならないことがあります。
売上を拡大させたいなら、覚悟しなければならない3つのコト
では覚悟しなければならない、3つのコトを確認していきましょう。
お金が足りなくなる
売上をガンガン拡大させていきたいのに、売上拡大時はなぜかお金が足りなくなるのです。
ほとんどの業種は、売上の入金よりも、仕入れ代金の支払いや家賃などの支払の時期が先に来るものです。
運転資金の公式として、以下のものが上げられます。
このうち棚卸資産と仕入債務は、売上債権入金よりも先に支払い時期が来るものです。
このように事業というのは、売上を拡大させる道中では、立て替え払いがどんどん増えていくことになります。
売上高拡大時期には、立て替え払いが先行するということを認識していないと、黒字倒産ということになってしまいます。
売上高が拡大している時期には、運転資金が増加していく。
これが、経営の原則になります。
この運転資金が増加していくことを、増加運転資金といいます。
売上の上昇が見込まれているのであれば、あらかじめ銀行に運転資金の申込みをしておきましょう。
増加運転資金としての融資は、銀行としてはとても融資を行いやすいものです。
じぶんが一番偉くなくなる
売上高をガンガン拡大しようとする手段として、人を雇うことが多くの場面であることです。
ひとりで事業を営んでいるよりは、人を雇って分業をしたほうが売上高は高くなることが多いこと。
事業部として、営業は営業部を作る、広報は広報部を作って事業を分業専門家していく手段を取る。
しかし、多くの中小企業の場合、欲しい人材を欲しいときに採用できるのかというと、それはかなり難しいことです。
ある程度妥協をした人材を、仕方がなく採用をしていくということが多くなります。
すると、組織図を意識しないような人も雇うことになり、人の問題に手間がかかることになります。
じぶんが経営者として、事業の目標を決めて取り組んでいこうとしても、
「指示に従わない。」従業員の方も出現します。
経営者は、じぶんだと思っていても「意見を聞かない」従業員も現れてしまうのです。
しかし、それは仕方がないことです。
じぶん自身が精一杯営んでいる事業でも、世の中的には全くの無名の組織。
なかなか優秀な人材は採れないと考え、組織運営をしていくことになる覚悟を持つべきです。
解決策としては、「ひとり事業」を行うという手段があります。
時間はなくなる
売上をガンガン上げようとすると、売上金額は大きくなっていくでしょう。
しかし、生産性が高いわけではないので、いままでよりも時間がかかるということが増えていきます。
また、売上が上がったことによって使えるお金が増えたので、ムダな投資というものも増えていきます。
「社長だから、輸入車に乗るべき。」
「立派な企業になるために、自社ビルを持つべき。」
このような本業とも関係ないことに、時間を使っていくことになります。
さらには、「よく効果が分からないツールに投資したけど、社内環境が良くならない。」
「とりあえず出席する会合が増える。」
ということもあるでしょう。
解決策としては、会合の類は出席するものを精査する。
ツールに関しては、じぶん自身が最新のテクノロジーを積極的に使いこなせたものだけ、組織内に行き渡らせるということです。
まとめ
売上をガンガン拡大してく道中には、運転資金が膨らみ、人の問題にぶつかり、時間がなくなるということがあります。
事業を営んでいると、「イケるところまでいく。」
と考える方がほとんどでしょう。
しかし、急拡大をするよりは徐々にというスピードで成長していくという道もあります。
また、売上を上げるために人海戦術になるのであれば、ひとり事業を営んでいくという道もあります。
事業とは、どのポジションを取るのかを常に考えながら、ジレンマに対処していくべきものなのでしょう。
【おわりに】
雪国のひとのyoutubeを観ていると、雪かきにかける時間は相当なものですよね。。。
こどものころは雪が降ると本当に嬉しかったですけど、大人は大変だったんですね。
【一日一新】
ある場所の駐車場