いい組織とは、間違えた人をきちんと怒れる組織

ひとり税理士ですが、組織について考えてみました。



間違えたことに対して、きちんと怒れるかどうか


組織の中で働いていると、その同僚や上司、部下とも仲が良くなります。

仕事の悩みや鬱憤などを、仕事終わりに飲みに行って解消するというのは楽しいことです。

一緒に同じ釜の飯を食べて、日々仕事をする間柄なので、いろいろな場面で味方をしたくなる気持ちになります。

たとえば、ある同僚が世の中的にはアウトな対応や発言をしても、何とかフォローしたくなるかもしれません。

その気持は分かります。

発言の意図と違った受け取り方をされてしまった。

たまたま、プライベートで落ち込むようなことがあったので、対応がずさんになってしまった。

だれもが、100%の状態で、全ての場面で力を発揮できる訳ではないと思います。

「だから悪いのはその社員ではなく、そんな状態のことを知らない世の中だ。」

となってしまうような、組織は危険です。

誤ったことを発言してしまった、誤った対応をしてしまった。

そうなったら、まずはそのことに対して全力で間違いを認める、ということをしなければなりません。

その上で、同じようなことが起きないようにその組織として、十分な対応をとる必要があります。

間違えたことに対して、組織の外にきちんと対応できるか。

組織の中では、間違えたことに対して怒ることができるのか。

ここがとても重要な部分です。

それが、間違っているのは、顧客の方だ。

世の中が間違っているのだ、となってしまうとその組織は世の中からいずれ、求められなくなってしまいます。

間違いに対しては、組織として世の中にきちんと対応をし、組織内では二度と起こらないように、厳重な注意を持って対応することが必要です。


世の中の軸からズレすぎないようにする


大きな会社や組織で働くことは、誇らしいことです。

大きいということは、それだけ権力を持っていることにもなるので、黒を白とできてしまうこともあるかもしれません。

そのように組織が大きく権力があっても、その権力を間違って使ってはいけません。

また、じぶん自体も大きくなったような気がして、態度も大きくなることもあるかもしれません。

組織が大きいと、

「組織内の論理が正しく、世の中が悪いんだ。」

となってしまう場面もあるでしょう。

しかし、それではいけません。

何が正しくて、何をやってはいけないことなのかを、組織の論理ではなく、人としてどうなのかと考え続けていくべきです。


ひとり経営でも、組織には属している


ひとり経営でも、組織に属していないと言うことではありません。

ひとりであるからこそ、組織外の人と繋がりが増えるということも多いです。

その際に失敗や、誤った対応をしてしまうこともあります。

そうなってしまったら、じぶん自身に対して怒るようにし、すぐに対応するようにしていくべきです。

仕事をする上では、必ず成果が求められます。

積極的に仕事をしていたら、失敗をすることもあります。

間違えたら、謝る。

もう一度起きないように対応する。

ひとりでも、大きな組織でも、ひとの本質からずれてしまうと、すぐに信用を失ってしまいます。

積極的な仕事をする。

そして誤ったことをしてしまったら、すぐに謝り、自らの襟を正していきましょう。


【おわりに】

あの人のことだから、ひとを不快にさせてもしょうがないよ。

そのような理論は、その組織の外にいるひとには関係ないことですよね。

それがその人の信条だったとしても、謝り、怒られるということが必要だと思います。


【一日一新】

ひものや

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