長時間労働で給与も低いなら、そんな会社は辞めてしまおう

どれだけ効率化しても、仕事量が多すぎると、定時に仕事は終わらせることは無理です。



仕事は、責任を持ってやるべき


仕事というものは、その仕事に対してお金を支払ってくれるお客様がいるから成り立ちます。

特にじぶんが精一杯やって、自信がある商品を買ってもらえてたりすると、

「この仕事をやっててよかった。」

という喜びがありますよね。

その人生を掛けるやりがいが、仕事にはあります。

また、仕事というのはどんな仕事でもプロとしての品質を保たなければなりません。

「点検不足だった。」

「想定外だったから、そんなことは知らない。」

といったことは言っていられません。

対価を得られるからこそ、一定の成果を出す仕事を行わなければならないのが、仕事をするということです。

その仕事をするためには、常に自らを律しなければなりません。

目の前の仕事に対しては、最低限の責任を持って取り組むべきです。


日本人は長時間労働なのに、生産性が低い


日本人は労働生産性が低い、ということを耳にしたことがあるかもしれません。

OECDのデータによると、その数値を確認することができます。

日本の時間当たり労働生産性は46.8ドルで、OECD加盟36カ国中21位。

主要先進7カ国でみると、データが取得可能な1970年以降、最下位の状況が続いている。

公益財団法人 日本生産性本部HPより

日本人の時間当たりの労働生産性は、先進国で最下位とのことです。。。

このなかに、サービス残業の時間が入っていないことが見込まれると、もしかしたらもっと労働生産性が低いかもしれません。

日本と同じような経済構造の、ものづくり大国のドイツ人の時間当たり労働生産性は72.9ドルに対して、日本は46.8ドルです。

さらに、年ベースで確認すると、

日本の1人当たり労働生産性は、81,258ドル。OECD加盟36カ国中21位。

公益財団法人 日本生産性本部HPより

これもドイツ人の1人あたり労働生産性が、106,315ドルに対して日本人は81,258ドルです。

日本は、世界3位の経済大国のはずなのに、労働生産性はかなり低いことになっています。

また、日本人労働者の1人あたり平均年間総実労働時間は1,724時間であるのに対し、ドイツ人は1,298時間。1日8時間労働だとすると、日本人はドイツ人より53日も多く働いている。

これは日本人はドイツ人の1.3倍長く働き、80%しか付加価値をあげていないということになる。

角川新書 明石純平著 人間使い捨て国家より

これは、衝撃的な話です。

日本人はドイツ人よりも、年間53日も多く働いているのに、80%の労働生産性しか上げられていない。

ドイツ人よりも労働生産性が低いから、それをなんとか長時間労働で補っているのではないのです。

長い時間働いて、付加価値が低い仕事をしている。

これが世界と比較したときの日本全体の問題です。疲れてしまいますよね。


どれだけ長時間働いても、儲けが少ないなら職を変えるべき


仕事をする一番の理由は、生きていかなければならないからです。

その生きていくために必要なものが、お金。

仕事と言うのは、そのお金を稼ぐために働いているのです。

しかし、どれだけ働いても給与が低いこともあります。

毎日深夜まで残業をして仕事をしているのに、残業代も出ない。

しかも、その仕事内容は単純作業で誰でも出来るようなもの。

そんな職場に居続けるのは時間の無駄です。

仕事をし始めたときよりも、いまの方が確実に歳を取ってしまっています。

無駄に時間を過ごしてしまうと、将来稼げるチャンスを逃してしまうのです。

定時では仕事が、終わらない。

終わらない仕事をこなしているのに、給与が低い。

それは、あなたのせいではなありません。

組織の中で、じぶんだけが戦って労働生産性を上げるのは無理です。

長時間労働で、給与も低い。

このような状態ならば、タイミングを図って転職をすべきです。

転職のハードルは高く感じるかもしれませんが、いざ転職してしまえば、「なんでもっと早く転職しなかったんだろう。」と思う世界が待っていますよ。


【おわりに】

シリーズを全部見た海外ドラマの24の日本版。

本家よりも20年近く経っているのに、チープな感じが残念です。



【一日一新】

品川 牛タン圭助

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