ノルマ。それは時代が見えているものなのかどうか

ノルマ。いい意味ではあまり使われることはないです。



目標があるからこそ、成果を出せる


試験に合格するために勉強をする。

試合に勝つために練習をする。

目標があるからこそ、勉強や練習に身が入り、改善点を見つけることが出来るため、成果をあげられることになります。

期限が決まっていない、ゴールが決まっていないことに関しては、何をどのような手順でやっていけばいいかということが、分からなくなり、成果をあげるのが難しくなります。

目標や期限という制限があるため、努力をするということが大きなストレスになることなく、成果をあげることができるということになります。


与えられたノルマは、成果以外も生んでしまう


事業を行っているときには、目標という言葉よりもさらに制限が強いノルマというものが課されることがあります。

そして、そのノルマというものは往々にして前年比でプラスしたものが、ノルマとして課されていきます、

事業を行っていれば、成長をしていくことは、当然であるためノルマも前年比で増加させるのも真っ当なことだと思われます。

しかし、たとえばその業界の市場が縮小している。

また日本経済全体が縮小している中で、前年比増のノルマが課されると、そのノルマは客観的にみると過剰なものになってしまいます。

過剰なノルマに対して、ノルマ未達に対する激しい叱責があるような職場だと、ノルマを課された人は何をするのでしょうか。

手段を選らばずに、ノルマを達成しようとして、法令違反につながることを行ってでもノルマを達成しようとなります。

かんぽ生命やスルガ銀行の件がこれに当てはまることでしょう。

しかし、悲しいかな、ノルマを達成しようとしているときに、それまで市場にいなかった他社や、競合他社が全くの新しい手法でその市場を独占していくということがあります。

ノルマを達成するために法令違反までしていたのに、旧来の常識の延長線上でしか事業戦略を描けなかった。そのために簡単に市場から駆逐されてしまう。

それどころか、法令違反による懲罰が待っているというようなことが起こりえます。

ノルマが厳しすぎるというのは、経営戦略の失敗なのです。


自分で設定した目標を達成しながら生きていく


もはや大量生産、大量消費の時代とは言えません。

そのような時代に、前例踏襲の考え方やノルマでは生き残ることはできません。

いま何がおきていて、これから何が起こるのか。

目の前に見えていることがだけが、正しいということではなく、見えないものを見える力を養っていくことを意識して、小さな目標を立て、それを達成しながら生きていきましょう。


【おわりに】

お店でマスクが50枚で500円のものもあれば、50枚で3,000円のものもあります。

需要と供給で価格は決まるのでしょうが、ものすごいインフレですよね。


【一日一新】

平塚PAのサンドイッチ

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